驚きの理科実験(5年生)

 水曜日の理科の時間に,5年生は「ものの溶け方」の学習をしていました。理科支援員の真辺先生に実験のお手伝いをしていただいてミョウバンの結晶を作る実験をしました。

 ミョウバンは,水の温度が上がると溶ける量が増えていきます。逆に温度が下がっていくと溶けていたミョウバンが結晶となって出てきます。その温度差を利用して大きな結晶を作ろうとしているのです。

 40℃のお湯が入ったビーカーに溶けきれるだけミョウバンを入れてかき混ぜる2人の顔は「何でこんなに一生懸命かき混ぜないといけないの?」という顔です。かき混ぜてミョウバンを溶かした水溶液の中にモールを糸でつるして入れました。これを発泡スチロールの容器に入れて少しずつ温度を下げていきます。温度を上げたり,下げたりを繰り返していくうちに結晶ができ上がっていくのです。

 昼休みになり,発泡スチロールの容器の蓋を開けた子供たち。自分の作ったモールや糸に結晶が付いているのを見てびっくりした様子です。

 担任の赤坂先生が木曜日にも温度の上げ下げをこっそりとやっていてくださったようで,金曜日の朝にはさらに大きな結晶が付いていました。かき混ぜている時の顔とは別人のようなすてきな笑顔が見られました。この後もっと大きな結晶を作ろうと頑張っている子供たちです。

2022年12月16日