ボンタン狩り体験交流学習②

 この日は,講師の盛永さんが代表を務めるボンタンプロジェクトが開発したボンタンサイダーが阿久根市内の小学生全員に提供される日でした。畑で大きなボンタンを2個ずつ収穫して,それを抱えて学校に戻ってきた子供たちは,喉が渇いてちょうど飲み物がほしくなるタイミングでした。蓋を開けると爽やかなボンタンの風味がして炭酸のシュワシュワ感もちょうどいい感じでした。

 喉を潤した後は,次の活動の準備に移りました。昨年度までは,収穫したボンタンの大きさや重さを競うボンタンコンテストを行っていましたが,今回は少し趣向を変えてボンタンの絵手紙制作を行いました。指導してくださるのは,スケッチ大会の講師も務めていただいた古市安治先生です。

 古市先生は,絵手紙作りに入る前に「まず,誰にどんな気持ちを伝えたいかを考えてごらん。」とおっしゃいました。その気持ちをしっかりもつことによって絵にも心がこもるのだそうです。そして,「よーく見て,一本一本の線を丁寧に書きましょう。」と子供たちに伝えてから制作が始まりました。消しゴムで消すことのできない割り箸ペンに墨汁で描いたので,ボンタンを見つめる子供たちの目はとても真剣でした。

 でき上がった絵手紙作品は,校内に掲示してありますので来校されたときにぜひご覧ください。

2021年12月16日